テレビ朝日“奇跡の地球物語”からモントレー湾のラッコの紹介

2012年3月25日のテレビ朝日“奇跡の地球物語”からモントレー湾の象徴とも言える可愛いラッコが紹介されます。

http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/

~ラッコ~海に挑んだ命の戦い~

可愛い仕草で私たちを和ませてくれるラッコ。
しかし、彼らの真の姿をご存じだろうか?

海底にもぐり、必死でエサを探す──
今回、取材班はラッコがエサを獲る貴重なシーンに出会うことができた!
カメラが捉えた現実は想像以上に過酷な世界。日々繰り返される命がけの戦いがそこにあった。

カリフォルニアの太陽に輝くモントレー湾。そこに、ラッコと共に海に生きるほ乳類がいる。
アシカやアザラシ──しかし、ラッコは彼らとは異なる進化を遂げた。
ラッコはなぜ、海に生きる道を選択したのか?

陸を出て、海を目指したほ乳類・ラッコ。
今回は、その知られざる真実と、時をこえた命のドラマに迫ります。

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モントレー半島のラッコのスポットはフィッシャーマンズ・ワーフぺブルビーチポイント・ロボスなどです。

サンカルロス・ビーチ辺りでダイビングされる場合はラッコに良く遭遇します。

モントレー湾水族館では保護されたラッコが目の前で見えますよ。

モントレー、カーメルツアーが旅のお手伝いをさせていただきます。

http://montereytour.jimdo.com/

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テレビ朝日“奇跡の地球物語”からモントレー半島の紹介

2012年2月26日に放送されました。
  • 奇跡の地球物語
#113 2012.2.26
~モントレー~自然と共に生きる~

カリフォルニア州沿岸にアメリカ人が「リタイア後に住みたい町」として必ず上位にランクインする場所がある。
カーメル、そして、モントレー。そこにはどんな魅力が存在するのか?
北米屈指の絶景ルート。太平洋沿岸に大自然が織りなす奇跡の景観が続く。
眩しいほどに白く輝くビーチは、いかにして誕生したのか?
豊かな自然と人間の共生を実現させた都市計画の秘密とは?
アメリカ西海岸、モントレー半島。生き物の楽園を支える人々の心に迫る。

<モントレー半島>
35年のキャリアを誇るベテランエリアガイド、チャック・バンクロフトさん。
モントレー半島の自然の素晴らしさを人々に伝えたいという想いから、環境学や森林について学び、1977年に州立公園のガイド資格を取得した。
多彩な命が溢れるこの地をチャックさんはこう表現する。
「世界で最も素晴らしい海と陸地が出会う場所」
サンフランシスコから南へおよそ200km。太平洋に面したモントレー半島。
北はモントレー、南はカーメル。そして、その間を走る道、17マイルドライブ。
まずはモントレーの町から訪ねてみよう。

ヨットハーバーで寝そべるアシカ、愛くるしい表情のラッコ──モントレーで日常的に見られる光景だ。
ここは人里離れた海ではない。人々が生活する町のすぐ近くに野生生物が生息しているのだ。
生き物たちは人に全く警戒心を持っていない。バリアを張らず、人と同じ生活圏で暮らしている。
もちろん、人も生き物たちに対してとても優しい。
住宅地のすぐそばに広がる森。実はここ、市民がお金を出しあい買った土地。市民が森を守っているのだ。
木々には蝶が群れをなしていた。
オオカバマダラ──モントレー周辺の森林も含めると、その数は数万匹にも及ぶという。
この蝶、モントレー半島に越冬のためにやって来る。
毎年8月頃、2000km以上離れた北アメリカ大陸北部を出発し、およそ2ヶ月もの時間をかけて飛んで来るのだ。
そして10月からの数ヶ月間をこのモントレー半島で暮らす。
冬の間でも最高気温が21℃から16℃というこの地域が彼らには格好の越冬場所なのだ。
暖かくなる3月の初め頃、彼らは繁殖活動を始める。
交尾、産卵が終わると親はそこで命を閉じ、新たに生まれた子供たちは誰に教わるでもなく、北の大地を目指して飛んでいく。
そして世代を超えて命を繋ぎ、また同じ季節にモントレーの地にやって来るのだ。
この小さな生き物が未来へ命を繋いでいけるのも、モントレーの自然が守られているから。
人の手によって守られた森が、数万匹の蝶を育んでいるのだ。

<北米屈指の絶景ルート>
モントレーからカーメルまで美しい海岸線に沿って走る17マイルドライブ
全長およそ30km足らずのこのルートは絶景の連続だ。
松林を抜けると、やがて車窓に美しい入江が広がる──スパニッシュベイ。
その名は1769年、スペインの探検家が上陸したことから付けられた。
シールロックでは、ハーバーシールと呼ばれるゼニガタアザラシの大群が岩場で休んでいる。
モントレー付近にはおよそ2000頭のゼニガタアザラシが生息している。
モントレー半島の中でも必見の名所は、海に突き出た岩場にそびえる一本杉、ローン・サイプレス。
樹齢250年を超える杉の木である。
モントレー半島をさらに南下すると、ゴルフの全米オープンも開かれるペブルビーチゴルフリンクスが。
世界中のゴルファーが憧れる名門コースでは、プレー中に野生の生き物たちが顔を出すのは日常茶飯事だ。
モントレー半島の自然が造り上げた絶景、変化に富んだ景色を眺めながらおよそ30分。
半島の南側に位置する町、カーメルに到着。

<景観と芸術の街>

カーメル──そこは、自然を愛する人々が造り上げた町だという。人口およそ4000人の小さな町。
まるで絵本から抜け出たような建物が並ぶ、おとぎの国のような町。
カーメルの環境保護に熱心だったクリント・イーストウッドはこの町の市長まで務めた。
一体、どんな魅力があるのだろうか?
この町では自然の中に人間が住まわせてもらっているという意識が根付いている。
自然に生えている木や花を勝手には切ってはならないという条例まであるほどだ。
そのため、樹木の邪魔をしないように建てられている住宅もたくさんある。
町には信号がない。車は交差点で必ず一旦停止する。
リタイアした人が多いため、普段の生活でそんなに急ぐ必要がないそうだ。
さらに「森の中に住む」というモットーに馴染まない人工物は極力排除している。
建物の高さは町で一番高い木より低く制限され、道路標識やゴミ箱などは全て木製。
また、この町にはそれぞれの家を示す細かい住所が存在しない。そのため、住民たちは郵便物を郵便局に取りに行く。
家の前に郵便箱を置くと美観を損ねるとの考えからだ。
景観を保つための工夫、それは、町のコミュニケーションアップにも貢献している。
この美しい景観に吸い寄せられるようにして多くの芸術家が集まった。この小さな町に100以上のアートギャラリーが並ぶ。
毎年11月、町の芸術家100人が集い、自分たちの作品を展示販売するフェスティバルが開かれる。
それほど、芸術への情熱が溢れる町なのだ。

カーメルに来たら是非見ておきたい場所がある──カーメルビーチ
白砂のビーチとはよく言うが、これほどまでに真っ白なビーチを目にしたことがあるだろうか?
その輝きは、照りつける太陽のせいだけではない。砂そのものが白いのだ。
モントレー半島には他にもさまざまなビーチが点在しているが、他のビーチの砂はこれほど白くない。
ではなぜ、カーメルビーチの砂はこれほどまでに白いのか?
それは、この砂が地下10kmから40kmの火山で形成された花崗岩からできているためだという。
カーメルビーチの花崗岩はおよそ8000万年前、現在のメキシコ付近で形成された火山のマグマがゆっくり冷えて固まることにより造られた。
それが地球のプレート運動に伴い、長い年月をかけて北へ移動。
さらに現在のモントレー付近まで運ばれた花崗岩は地殻変動によって地表に持ち上げられ、雨や風の作用によって少しずつ削られた。
そして、色の付いた粒子は姿を消し、硬くて風化しにくい無色の鉱物だけが残された。これが白い砂の正体だ。
カーメルビーチの砂が他のビーチよりも白い理由は、その地形にも隠されている。
通常、外海に面しているビーチの砂は海流などの影響を受け、流されやすい。
しかし、カーメルビーチは半島に囲まれて湾になっているため、その影響をさほど受けることなく、白い砂が残ったのだ。
そして、このカーメルの砂浜は、実に素晴らしい音を奏でる。キュッキュッという砂の囁き。
そう、カーメルビーチの砂は鳴き砂でもあるのだ。
鳴き砂の条件には、砂の粒子が無色の鉱物であること、非常に小さいこと、非常に綺麗なことなどが挙げられる。
カーメルビーチの鳴き砂は全ての条件に当てはまっているのだ。
およそ8000万年前に形成された石から誕生した砂浜。地球の歴史が秘められた、神秘の音を奏でる美しい砂。
それは、まさに自然が造り上げた地球からの贈り物。
モントレー半島。この限られた地域に海があり、森があり、生き物がいて、人がいる。
自然と共に生きる。ここに住む人々にとっては当たり前のことなのかもしれない。

大自然に息づく全ての命を慈しむ。母なる海のように深い愛が、この地の美しさを支えているのかもしれない。
カリフォルニアの太陽に輝くモントレー半島。
ここには地球の息吹が広がっている。ここには生命の喜びが弾けている。
自然と共に生きる。それが未来への約束。

付け加えさせていただきますと、モントレーには色んなイベントに世界中の方が訪れています。

そして今ではナパバレーのワインにも含まれるモントレーワイン

是非一度おたち寄り下さいませ。

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