日にちがさかのぼりますが、友人の素晴らしい、楽しいブログを是非ご紹介させていただきます。バイクや車のファンの方には特に喜んでいただけそうです。
佐藤さんは“SATO RACING” と云う会社を経営しており日本とここモントレー半島を行き来して、会社のウエブ以外に個人的なブログSATO’S 絵 DIARYも作成しています。
http://www.babyface.co.jp/satodiary1109.htm
SATO RACINGはスポーツバイクのアフターマーケットパーツを作っている会社で、
アメリカはもちろんのこと、世界中のスポーツバイクファンに支持されています。
詳しくはウエブサイトをご覧下さい。
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8月24日 すごい人と会っちゃいました!!
ペブルビーチで行われた、CONCOURS d’ELEGANCE (コンクール・デレガンス)に先週末行ってきました。 世界有数のコンクールだけに、そりゃすごい車たちが並んでいました。 写真をたくさん撮りましたので、機会があればまた紹介してみたいと思います。
でもって世界中からお金持ちが集まるので、世界中の高級車メーカーがやってきて、ブースを設営して展示会をします。 このペブルビーチで、世界初のお披露目って車も多くあります。 今年はレクサスの新型が、世界初でお披露目されていました。
ブースを出しているメーカーの中で、ひときわ大きいテントが目を引きました。 マクラーレンのテントです。 マクラーレンというとすぐにF1が思い浮かび ますが、乗用車?も作っています。 今年新型のMP4-12Cがデビューするので、今回アメリカでのお披露目に来ていたのです。
実は渡米前から連絡があり、マクラーレンの人が会いたいって言ってるって聞いていました。 なにやら重要な人物だそうです。
(写真1) これがその人、フランク・ステファンソン氏です。 彼 はマクラーレンカーズのチーフデザイナーで、今回のMP4-12Cをデザインした人物で す。 話をしているとホンマにすごい人で、BMWミニ、アルファロメオ8C、フェラーリF430、612、599、マセラティーMC12等々をデザインし てきたという、マジでっかというおっちゃんでした。
そのフランクさんはバイクフリークで、ドカの1198に乗っており、ウチの製品を使ってくれているそうです。 どこで買ったのか聞いたら、イギリス のウチ の代理店で、アメリカから輸出した覚えがありました。 フランクさん、せっかくアメリカに来るんだから、オーリンズのチューニングショックを買おうといろ いろ探していて、ウチの代理店に行き当たったそうです。 そして代理店のオヤジが、「Mr.Satoならよく知ってる。 コンクールデレガンスの前日に来 るので、連れて行く」って約束していたそうなんです。
ということで初対面ながら、その名の通りフランクな性格で、がっちり握手をして会えたことに感激してもらいました。 本当は感激するのはこっちの方 ですよ ね。 彼、なかなかお茶目な性格で、名刺をくれたので、名刺を渡そうとすると、手をズボンでこすり、その上で、「大切な名刺が汚れたらイヤだから、胸ポ ケットに直接入れてくれって」ってせがまれちゃいました。
(写真2) その後彼の作品であるMP4-12Cを、そりゃあ詳しく説明してくれること。 小一時間車の周りを回って、様々なコンセプトを語ってくれました。
(写真3) その後1時間ほど講演があったのですが、裏話を交えたもっと濃い内容のお話をその前に聞いていたので、レクチャーはそこそこでした(笑)。
(写真1) こうして見ると、スーパーカーのオーラがバリバリに出ています。
(写真2) お約束のガルウイング・ドアですが、フランクさん曰くこれにもこだわりがあり、毎日使えるように、となりに車が止まっていても、最後ま でドア を跳ね上げなくても出入りできるようにデザインしたそうです。 ぜひお金持ちになって、このスーパーカーでスーパーに行ってみたいです。
(写真3) ライトの上の切れ込みは、鮫のエラを意識したそうです。 彼のデザインの基本は、早く走ったり泳いだりする動物等がモチーフになることが多く、シャーク、チーター等がこの車のデザインに大きな影響を与えているって言ってました。
(写真4) 初めて見た時は、アルミの磨き出しかと思ったのですが、なんとプラズマチャンバーで特殊な素材をコーティングしてあるそうです。 ちなみにこの仕上げはリストには載っていないそうです。 それにしてもインパクトがあるカラー?でした。
(写真1) 車体は、センターに超高剛性のバスタブタイプ・カーボンモノコックフレームを置き、前にはクラッシュ時に衝撃を吸収するサブフレームを、後ろにはパワートレーンを積むためのサブフレームが配されています。
(写真2) 現代のスーパーカーの文法通り、ツインクラッチのセミオートマなので、シフトノブとクラッチペダルはありません。 座らせてもらったのですが、包まれ感というか、車との一体感が抜群でした。
(写真3) 日産のエンジンをベースにしたパワーユニットは、ツインターボで600馬力!!を発生するそうです。
(写真4) さすがはF1メーカーだけあり、ミッションも自社製です。 砂型のミッションケースがマニア心をくすぐります。
いやぁ~、いろいろお話を聞かせていただき、いろいろ見せてもらい、帰りに豪華なカタログをいただき、ホンマにこのMP4-12Cが欲しくなってし まいま した。 日本でのプライスはいくらなんでしょうね。 ちなみに年間1000台の生産予定で、すでに2年待ちになっているそうです。
それにしてもフランクさんはおもろい人で、よく「車は何に乗っているのですか?」と聞かれるそうなのですが、「DUCATI」と答えるそうです。 そうす ると皆さんポカンとした顔をするので面白いそうです。 MP4-12Cを指さしながら、「これは昼間の仕事で、実はバイクの方が好きなんだよ」って嬉しい お話をしてくれました。 もしウチがバイクを作るのであれば、ぜひフランクさんに相談してみよう!!
次回はバイクの書き込みをシェアーさせていただきます。
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