モントレー半島の蝶、モナーク (Monarch Butterfly)

モントレー半島のパシフィック・グローブ市のシンボルがオレンジ色と黒で縁取りされたモナーク蝶(オオカバマダラ、Monarch Butterfly)です。

モナーク蝶は毎年11月に、カナディアン・ローキーズや南アラスカからやって来て、ユーカリの木立に群がります。この 時期はモントレー半島中でたくさんの蝶を2月ぐらいまで観察することができ、その後は北に旅立ちます。
特にパシフィック・グローブ市のリッジ通り(Ridge Rd.)にモナーク・グローブ・サンクチョアリー(Monarch Grove Sanctuary)辺りには数千匹の蝶がいて、行くと良く見えます。


モナーク蝶は熱帯気候に繁殖しますが、北はカナダやアラスカにまで棲んでいます。 しかし氷点下の気温には耐えられないため、冬には南の暖かい地方へ渡る必要があります。
暑すぎると体力を消耗するという理由もあり、ロッキー山脈の東側のモナークは中央メキシコの山岳地帯へ、西側のモナークは西海岸中央部などの一部の限られた地域に移動します。

渡り鳥、クジラなどは何世代にも渡って同じルートを毎年移動しますが、パシフィッ ク・グローブに毎年訪れるモナーク蝶は、前年訪れた同じ蝶やその子供ではなく、何 世代か経過した蝶です。どの様にして毎年同じ場所に帰ってくるかは謎ですが、科学 者は磁気、太陽などの影響と考えています。


モントレーからLighthouse Ave.をパシフィック・グローブに向かい、 ダウンタウンを通り過ぎもう少し先に、Ridge Rd.がありますので左に折れて下さい。角にこのサインがあります。


次にこのモーテルが右手に見えてきます。

モナーク・グローブ・サンクチョアリー(Monarch Grove Sanctuary)の入り口のサインがありますのでこの路地を徒歩で入ります。



ここにモナーク蝶の説明をかいたパンフレットがおいてあります。

地図と注意書きがあり、たまに木の枝が落ちてくる事があるので充分に注意してほしい事と嵐や風の強い日にはここには入れません。



このユーカリの木の真ん中辺りがまるで葉っぱが枯れた色になっている所に蝶が群れています。

望遠で写してみると、良くわかります。

晴れた日の10:00から14:00までならよく見えるそうで、
毎朝気温が13度位になると太陽光線を浴びるように羽を広げ、活動を開始し ます。

パシフィック・グローブは霧が多く発生する所ですので、それによる適度な湿 度と防風林となる林が、この地を何世代にも渡って利用している原因と思われます。 この貴重な蝶にとって好ましい環境を維持するため、パシフィック・グローブは住民 に、除草剤や殺虫剤の使用を抑制することを呼びかけたり、蝶達の食料となるネクター を作り出す植物を植えることを勧めています。

(モントレー半島の生活・観光情報サイトから参照、http://7beaches.com/index.html

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